そして、3年の月日が流れます。ヨンタバルとソソノはソンヤンやヨンチェリョンの勢力に服従しつつ、ひそかに強力な傭兵の大軍を養成し、ケルにやってくるソンヤンを襲って権力を奪還するという計画を練っていました。一方、警備隊の総官として国境に送られたテソは、やる気を失って自堕落な日々を過ごし、ヤンソルランは情けない姿に業を煮やすのでした。
ソソノたちはタムル軍の砦を訪れ、チョルボンを母体に新たな国をともに建てることをチュモンに提案します。オイたちは大乗り気でしたが、慎重論を考慮したチュモンは返答を保留します。一方、深手を負いつつ逃げ延びたソンヤンはソソノたちの不穏な動きを察し、ヤンジョンと漢軍の支援を得てケルを潰すことを画策します。オイとともに漢とプヨ周辺の偵察に出かけたチュモンは、ソソノが危機一髪の状況に置かれていることを知るのでした。