テソが漢から連れてきた鍛冶職人達は、扶余(プヨ)の剣よりはるかに強度のある鋼鉄剣を作り上げました。
クムワ王はテソの手柄だと褒め称えます。鋼鉄剣の獲得により、太子就任に確信を深めるテソでしたが、その陰でモパルモは自分が強度のある剣が作れないことですっかり落ち込むのでした。
そんな中、宮殿へ戻ったチュモンは、今までの国のための尽力が高く評価され、クムワから護衛総官という重要な職務を任されるのです。
そして、モパルモは朱蒙の激励により、ソソノらと共に桂婁(ケル)へ行き、桂婁の鉄器工房で再び炒鋼法の研究に努めます。
さらに朱蒙は、母ユファの助言に従いオイ・マリ・ヒョッポの三人を護衛武官として抜擢し宮殿に呼び寄せるのでした。
一方で、宮廷使者を中心とした臣下たちは、テソを太子に任命するようクムワに進言しますが、クムワはもう少し考えてから決めたいと告げてその申し入れを却下したので、テソはクムワの煮えきれぬ態度にどうするべきか悩むのでした…。