「千秋太后（チョンチュテフ）」あらすじと感想

千秋太后 第58話 絶世の美女

契丹と宋の使臣はそれぞれ高麗を味方につけようと、旧渤海の割譲を約束します。千秋太后は北伐を叶えるため宋と手を組もうとしますが、契丹の枢密院使はそれを阻止するため、チヤンの弱みを握って彼に脅しをかけるのでした。穆宗が子宝に恵まれ、政治に専念することを願う千秋太后は、ミラを側室として迎え入れます。穆宗が真面目に政治に取り組むようになり、６ヶ月が過ぎた頃、ついに宋と契丹が戦を始めます。ところが千秋太后は産気づき…。

千秋太后 第57話 心奪われて

穆宗はウォンスンの策略とも知らずミラに魅了され、立場をわきまえず宮外で彼女と会って問題を起こします。そんな穆宗に自立する機会を与えるため、千秋太后は穆宗に内政をさせる決断をします。一方、チヤンの正体を暴くため寒渓寺に向かったヒャンビは、新羅の麻衣太子とチヤンが何か関係しているのではと疑い始める。そんな時、宋から来た使臣が高麗に到着して取引をするなか、契丹からもヤユル･ジョンニョルが現れ…

千秋太后 第56話 高麗の未来

千秋太后一行はカン･ジョとヒャンビの婚礼式から戻る途中、ヒョルメらの奇襲を受け、危機にさらされます。同じ頃、サガムンが大良院君を殺害しようと崇教寺に奇襲をかけますが、腕の立つ護衛に阻まれます。一晩で起きた２つの事件で宮中が騒然とするなか、ガムチャンはチヤンが大良院君の命を狙っていると確信し、院君を開京から離れた場所に隠すのでしたす。そんな時、宋から高麗に使臣が来ることになり、それを知った契丹は焦り…。

千秋太后 第55話 たとえ我が子でも

穆宗の画策により堕胎させる毒の入った煎じ薬を千秋太后が飲む直前、チヤンは間一髪でそれを阻止します。ところが、代わりにその薬を飲んだ侍医が血を吐き亡くなったことで、千秋太后は懐妊を阻むだけでなく、命まで狙われていることに愕然とします。そんな時、臣僚たちは穆宗の意志に同調し、大良院君へ譲位させて千秋太后を摂政から退かせる進言をします。千秋太后は退くつもりはないとしてこれを認めず、さらに大良院君を寺に出家させ…。

千秋太后 第54話 母の懐妊

千秋太后が懐妊した知らせに宮殿は騒然となる。穆宗の苦しみは増し、千秋太后の切なる願いは届かず、いっそう母子関係は悪化します。臣僚たちは千秋太后が世継ぎを産みチヤンとの子が玉座に座ることを懸念します。一方チヤンを怪しむガムチャンは、ヤン･ギュとキム･スックンにサガムンが接触してきたことを利用し、動きを探るのでした。そんな時、穆宗は大良院君を連れ、朝堂に集まった臣僚たちの前でついに譲位することを発表し…。

千秋太后 第53話 玉座はいらない

千秋太后と口論の末、居合わせたチヤンに弓を放った穆宗。千秋太后は、穆宗との溝を修復できず頭を悩まします。千秋太后の政策で軍事力ばかりが強化されたことに不満を抱く臣僚たちは、千秋太后を摂政から退かせようと穆宗による親政を迫ります。しかし、当の穆宗は酒色に溺れて自暴自棄になり、ついには大良院君へ譲位して宮殿を出たいと口走るのでした。そんな状況のなか、心労が重なり寝込んだ千秋太后。ところが侍医が告げた診断結果は予想に反し…。

千秋太后 第52話 皇帝国を勝ち取って

契丹側の提案で始まった50人の精鋭だけで行う戦に高麗が勝利し、もはや武力では制圧できないと悟った蕭太后は、千秋太后に同盟を結ぶよう申し出ます。そして同盟が結ばれた祝いの席で、聖宗と枢密院使が父子のように振る舞う姿を見て、千秋太后は穆宗とチヤンを重ね合わせ、その違いに心を痛めるのでした。高麗へ戻った千秋太后は、穆宗が独断でキム･シモンを復帰させたことに激怒します。そんななか、チヤンがユ･ヘンガンと接触し…。

千秋太后 第51話 太后と太后

会談のため契丹へ向かった千秋太后は、高麗を皇帝国として認めさせようと毅然とした態度で望むのでした。対する契丹は、10万もの兵を背後に置き、高麗の気勢を削ごうとしますが、宋と高麗の連携により、逆に封じ込められてしまいます。一方、高麗では、千秋太后の不在で自由を得た穆宗が、延興宮主の提案どおりキム･シモンの罪を解いて官職を与えます。そして退屈しのぎに狩りに出た穆宗は、燃燈会の日に出会ったユ･ヘンガンの元へ行き…。

千秋太后 第50話 孤独な母

穆宗に薬を飲ませていたことが発覚し、延興宮主とソ･チャルリが捕らえられます。延興宮主は牢獄の中で初めてチャルリに騙されていたことに気づき、自分の愚かさを後悔するのでした。一方、治療の甲斐あって中毒から回復した穆宗は、千秋太后に延興宮主の命を救ってくれれば意に従うと懇願します。結果、延興宮主は放免され、チャルリは処刑されます。息子穆宗から恐れられ悲しみに暮れる千秋太后に、突然 契丹の蕭太后から会談の申し出があり…。

千秋太后 第49話 幻想の誘惑

延興宮主は穆宗を家に招き入れ、薬を入れたお茶を飲ませます。それを飲んだ穆宗は、もうろうとしたまま大道芸に興じて踊り子ユ･ヘンガンに出会って心を奪われます。現実と幻の区別もつかないその夜、穆宗は皇后と契りを結びます。しかし、中毒となった穆宗は、その日を境に延興宮主の家を訪ねては薬を飲み続けてしまうのでした。一方、慶州院君の死に関して調査を続けていたガムチャンは、ついにチヤンが関わっていたことを突き止め…。