第38話 「チン・ガギョンの秘密」
チャンに心を寄せるウヨン姫は、ソンファの存在が気になっています。そして、チン商団を監視させ、身分を偽っていることを見抜いてソンファを拘束してしまいます。チャンは、ソンファが新羅人で、自分の愛する人だと告げ、事実を隠してきたことの許しを請うのでした。失恋したウヨン姫は処置に悩みます。一方、暴走を続けるプヨソンは、恵王と激しく対立していました。そんなプヨソンに、サテッキルは、しばらくは自重して王の補佐役に徹するよう、命を張って説得にあたるのでした。そんな中、恵王は、体調を崩してしまいます。
| |
|
| 
第37話 「新王に仕える」
正式にプヨゲが第28代恵王に即位し、ウヨン姫と手を結んだチャンとモンナスは、王印と譲位勅書を百済宮へ持ち帰ります。そして、それぞれ内臣佐平の恩率、太学舎の首長の職を得得ます。チン商団を取り仕切るソンファも、兵士を育成してチャンを応援します。ウヨン姫に実権を握られ何ひとつ思い通りにいかないプヨソンは、怒りを爆発させます。サテッキルにチャンとモンナスを尋問させ、武康太子の居場所を聞き出そうとしますが、チャンは、太子は死んだと言い張るのでした。
| |
|
| 
第36話 「威徳王、死す」
威徳王は、ついに市場でプヨソンの兵に殺されます。プヨソンは、現場にいた兵士、民の殺りくを命じ、すべてを武康太子の仕業にしようと企みます。サテッキルは、罪のない民すら犠牲にするプヨソンの残虐さに恐れおののきます。威徳王の国葬が行われ、百済の民は悲しみに浸っていました。そして、プヨソンは、プヨゲを形だけの王にし、実権を握ろうとしますが、王印がないため貴族が命令に従わないのでした。そこで、チャンは、まずは宮中に戻って基盤を固めるべきだと判断し、ウヨン姫にある取引を持ち掛けます。
| |
|
| 
第35話 「作戦失敗」
サテッキルは、なかなか戻らないプヨソンの身を案じて百済宮へ捜しに行きます。そこで、即位式が罠だと察知し、プヨゲを安全な場所へ逃がすのでした。なんとか一命を取り留めたプヨソンは、衛士部の兵を率いて百済宮を攻撃。威徳王と武康太子を殺そうと躍起になります。威徳王は、作戦に失敗し、宮殿から逃げ出します。チャンとモンナスも危機一髪のところを難を逃れ宮殿を脱出。威徳王は、チャンに王の権力を示す王印を託します。そして、サテッキルは、王印を奪うために威徳王を追うのでした。
| |
|
| 
第34話 「王の意地」
チャンは、威徳王に急に宣告された譲位を拒否し、譲位の命令を取り下げるよう直訴しますが、逆に軟禁されてしまいます。一方、太学舎では、表向きはプヨゲの譲位式として、チャンの譲位式の準備が着々と進んでいました。式の前夜のこと、威徳王は、阿佐の敵を討ち、武康太子の安全を保証するため、自ら短剣でプヨソンを斬りつけます。深手を負ったプヨソンは、瀕死の状態のまま薬材庫に逃れていきます。威徳王の覚悟を知ったチャンは、ついに王位に就くことを決心するのでした。
| |
|
| 
第33話 「武康太子の誕生」
威徳王は、ついにチャンが息子だと知ります。チャンに父と呼ぶよう頼むが、断固拒否されてしまいます。そして、ソンファを連れて百済を去り、天竺へ向かうチャンでした。威徳王は、チャンの強い意志に心を動かされ、あることを勇断します。威徳王は、暗殺犯の身柄を確保し、宮殿に呼び戻したチャンの目の前で黒幕を白状させます。モンナス、ワングの立ち会いの下、その場で武康太子の即位式が行われます。ようやく王子として認められたチャンに、さらに、譲位を告げられるのでした。
| |
|
| 
第32話 「王になるべき者」
病弱であった第三王子が病死し、すっかり絶望した威徳王は、第四王子を捜すのをやめ、仏門に入ることを発表します。傷ついたチャンは、王に対し、百済復興をあきらめる意志の弱さを非難しますが、王は何も言い返せません。ソンファの説得もむなしく、チャンは百済を去ろうと決意します。モンナスは、なぜ阿佐ではなく、チャンが王になるべき人物なのか、神託の意味を探っていました。その頃、プヨソンとプヨゲは、威徳王なき後の人事案を早くも考え始めていたのです。
| |
|
| 
第31話 「苦渋の選択」
モンナスは、チャンこそが天命を授かった王子だと悟り、ヨンガモの遺志をくみ、チャンに仕えることを誓うのでした。威徳王の弟プヨゲは、次期王の座を確信する一方、そのプヨゲをけん制するプヨソンがいました。そして、２人の間に少しずつ亀裂が生じて行きます。そして、チャンは、暗殺の主犯はプヨソンだとついに確信します。第四王子の容疑を晴らし、プヨソンを倒すために、自分の正体を公表しようと決意するのでした。チャンはソンファに、復讐を果たすためには自分たちの恋を守れないかもしれないと告げます。
| |
|
| 
第30話 「太子暗殺」
サテッキルの刺客から身を隠すチャンと阿佐。チャンは、入れ替わった夜明珠を重傷の阿佐に返し、弟であることを告白します。阿佐は、喜んでチャンを弟として受け入れるのでした。譲位式前日、２人は阿錯を脱出して百済宮へ急ぎます。しかし、祭壇を目前に阿佐は敵の凶刃に倒れ、チャンの腕の中で息を引き取ります。チャンは犯人を見つけ出し、復讐を誓います。一方、プヨソンはチャンの夜明珠を入手。何としても王位に就きたいプヨソンは、第四王子を暗殺の黒幕にでっち上げてしまいます。
| |
|
| 
第29話 「重大な任務」
威徳王は、王位を退いて仏門に入ろうと考えていました。そして悩んだ末、阿佐は即位を決断し、王権確立と百済復興を誓うのでした。譲位式の準備は、クーデターを避けるため、極秘に進められます。チャンは、黄龍神石を作りにモジンらと阿錯へ向かいます。譲位に気付いたプヨソンは、サテッキルに阿佐暗殺を命じます。サテッキルは、新羅の刺客と父サフムの私兵を招集して暗殺に備えます。譲位式を数日後に控え、阿錯の洞くつで儀式に臨む阿佐でしたが、儀式の最中、刺客が阿佐を襲撃するのでした。
| |
|
| 