第36話 「威徳王、死す」
威徳王は、ついに市場でプヨソンの兵に殺されます。プヨソンは、現場にいた兵士、民の殺りくを命じ、すべてを武康太子の仕業にしようと企みます。サテッキルは、罪のない民すら犠牲にするプヨソンの残虐さに恐れおののきます。威徳王の国葬が行われ、百済の民は悲しみに浸っていました。そして、プヨソンは、プヨゲを形だけの王にし、実権を握ろうとしますが、王印がないため貴族が命令に従わないのでした。そこで、チャンは、まずは宮中に戻って基盤を固めるべきだと判断し、ウヨン姫にある取引を持ち掛けます。