王座に就いたトンマン(善徳女王)はミシルの残党たちを殺さず、ピダムに司量部の地位と任務を与え、ミシルの勢力をピダムに統制させようと決心します。
それはユシンの勢力とピダムの新たな勢力にお互いを牽制させるのが目的でした。
そんな中、次々と戦線で功を積んでいたユシンは、兵部や民からの衆望を受け、将軍として、また伽耶系の筆頭として、勢力を拡大していました。
トンマンと新羅を手にするためには、そんなユシンが煙たかったピダムは、司量部令の地位を利用し、復耶会の残存を明らかにし、ソルチとウォリャを捕らえ、ユシンを窮地に追いやろうとしていました。