第31話
柵門に出発する前夜、サンオクはタニョンを訪ねました。しかしサンオクがひどい目に遭うことを恐れて、タニョンはサンオクに冷たく接します。そんな二人の姿を偶然見かけたチョレは、ボクテにサンオクの好きな人はタニョンではないかと告げます。そしてその話はサンオクの母の耳にも入ることに…その翌日、人参五百斤を携え、柵門に向かう湾商の団員たちは、自分達が一番乗りだと聞かされ舞い上がります。その期待とは裏腹に、取引相手からは原価よりはるかに下の九十両を突きつけられ、困惑します。品薄で高値を期待できるだろうと踏んでいた彼らは憤り、その場を後にしました。その後、禁止されているはずの密取引が行われている事実を知ることになり、府尹に報告することに。義州府は密貿易を暴くため、調査に乗り出すのですが…。
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