第39話
ミグムとの婚礼が近づく中、タニョンを忘れられずに居るサンオクは彼女を追って松都へと向かいました。しかし、彼女は既に松都にはおらず、タニョンの行方を捜すことが出来ないまま、サンオクはミグムと結婚することに。時が経ち、湾商は名実共に朝鮮一の商団に上り詰めます。ある日の事、ホン・デスという者がサンオクの元に商売を教えて欲しいと訪ねてきました。彼に並々ならぬ才能を感じたサンオクは本店の書記として雇うことにします。そして松商を追い出されたパク・チュミョンとタニョンは鉱山を営んでいました。しかし一向に金脈は見つからず、資金は底をつき…一方、朝鮮は凶作が続き米不足に人々は苦しんでいました。さらに京商による米の買占めが発覚し、ついに人々の怒りが爆発することに…サンオクは民の心を鎮めるべく、大量の米を漢陽へと運び込み、米不足を解消すると共に価格の安定を図ったのです。