第12話
チン商人は柵門での密貿易を牛耳っているために、約束が果たせなければ今後の密取引は全て閉ざされかねない。松商と手を組み松商の人参を手に入れるべき、とホン・ドュクチュを説得するのは大行首キム・ドゥグァンと書記チョン・チスらでした。湾商の者達のためにはやむをえないとの思いからホン・ドュクチュは松商と手を組む苦渋の決断をします。松商は手を組む条件として柵門だけでなく、燕京まで密行し人参を売ることを提案しました。条件を呑んだ湾商から、鍮器廛のサムボとサンオクが燕京に密行することに。一方、サダンペの一員マンテがチェヨンが売りそこねていた金貫子を拾い、質屋に売ってしまいます。質屋はサダンペが高価な金貫子を持っていたことを不審に感じ、通報により官員が押しかけ、持ち主だと白状したチェヨンが盗人の罪で捕まってしまいました。その一方、本廛書記チョン・チスは湾商都房ホン・ドュクチュから娘ミグムとの縁談を正式に持ちかけられ、湾商に居続けるよりも勢力の強い松房へ寝返るべきかと、動揺します。