第19話
戦乱の噂により、漢陽は避難民でごった返していました。もはや科挙どころではなくなり、紙の値は日に日に暴落していきます。一方松商のチョン・チスは商品を着々と売りさばいていきました。タニョンはそんなチョン・チスの計略に、商道を守りながら商売は出来ないのかと詰め寄るのですが…そんな中、チョン・チスと内通しているユ・ドゥチュルがサンオクに紙を早く処分するべきだと急かします。しかし、サンオクは事の真相が分かるまでは動くべきではないと言いました。しかし苦悩の決果、彼は安値で紙を売るのですが、なんとその矢先に戦乱はデマだと判明します。そして…、松商から小切手の返済を迫られた湾商は、期限の延長を申し出ます。松商は一ヵ月後に返済できなければ大定紅の船の運営権を松商に引き渡すようにと要求するのですが…