第48話
サンオクを釈放させるために、湾商の商団員達が方策を練る中、事件を担当したパク・チョンギョン都提調の命令により、湾商の行首たちも義禁府へと連行されることになります。逆徒と内通した罪を湾商の行首たちにまで着せようとするパク都提調に、サンオクは自分以外は誰一人としてホン・ギョンネの正体は知らなかったと訴えます。サンオクは一人で罪を被ることにしたのです。一方で、松商は資金難に陥り、商人達の小切手を現金化できずにいました。怒った商人達が押し寄せ、窮地に追い込まれたチョン・チスは湾商の小切手の偽造を思い立ちます。そしてそんな中、パク・チュミョンの呼びかけにより、サンオク救出の連判状が商人達によって作られ、商人達だけでなく、義州、泰川の民、そして平安道一帯の民にまで広がります。一方、朝廷にアヘン中毒者が急増する清国からの使臣が訪れ、アヘンの特効薬である朝鮮人参を一ヶ月以内に五千斤送れとの要望が言い渡されます。そして獄中のサンオクに紅参を製造する機会が与えられるのですが…