第4話
それから数年後のこと、チェ・ムチャンを師匠と仰いだクンボク達は、師匠の取り計らいにより仕事が比較的楽な火事場に配置されることになります。クンボクは武術大会で優勝することを目標に、師匠チェ・ムチャンの指導の下、武術の腕をめきめきとあげていきました。そんな中、ある日チェ・ムチャンは武珍洲の官庁より来た軍人達に連れて行かれます。貴族達の悪事を内偵させるべく、極秘の任務を任じさせるためでした。そして大会当日のこと、役人よりクンボクが水軍に徴用されることを告げられ、彼は寸前のところで逃げ出し、武術大会へと急ぎます。一方その頃、新羅に拠点を作るために唐より帰還したヨンムンは、ジャミ夫人に会うために武術大会に参加します。そしてヨンムンは武術大会を取り仕切る校尉にクンボクとの勝負を願い出ることになったのでした。